ゲームマーケットでゲームを発表するぞと心決めて2年。とうとうブース出店が叶いました。短いようで長い、長いようで短い、2年でした。
で。
もちろん、一過性の記念参加で終わるつもりはまったくなく、今後も常に面白いゲームを提供すべく頑張っていきます。
(そして毎回在庫の山が増え、置き場所に生活を侵食されていくという地獄が待ち受けているとはそのときは創造もしていなかった。なんてね(笑。。。イヤ笑えねぇ!))
というわけで、次回以降、よりよいブース運営の参考となるよう、今現在思っている感想などを備忘録的に記録しておこうというのが、今回の目的です。

<1>概括的に思ったこと
□□ よかったこと □□
まあ、一言でいえば、
「楽しかったっす!」
これに尽きます。いや、もうこんなに楽しいものだとは思いませんでした。ゲームをつくる楽しさ、それを手にとってもらえることの嬉しさ。さらに買ってもらえることの嬉しさ。
開催時間中、ほぼ立ちっぱなし、話しっぱなしでしたが、気が張っていたせいかけっこう疲れないもんですね。その分、今モーレツにへたばっています。
■■ 悪かったこと ■■
準備をしていなかったわけではないのですが、説明を求められたときに立て板に水とはいかなかったのは反省点でした。何回か説明していく中で慣れも出てきて、昼過ぎくらいからは相当ブイブイ語っていましたが、朝イチはちょっといただけなかったかなぁ。1、2回程度は練習しておけばよかった。考えてみれば、普段仕事ではこういう場面では簡単なシナリオを作っているわけで、まあそのくらいはやるべきでした。
<2>ブースの運営〜ハード面
ブースの運営は概ね上手くいったように思っています。まあ普段の仕事もこんな感じだったりするし、その昔同人誌即売会に出店もしていたし、ある程度の勘どころは、ね。
まず気をつけたのはブースの飾りつけです。自分は板むき出しで作品が並んでいるだけの殺風景なブースだとなかなか声をかけづらいので、多少なりとも華やかさを演出したいと思っていました。というわけでテーブルシートやイーゼルを使うことで、まあまあ形にはなったのではないでしょうか。
本当は、背面についたてがあると思って準備していたので、それがないことでちょっとアテが外れたところはありました(以前からなかったのかあまり記憶がないので自分の思い込みなのかもしれませんが)。その分、バックヤードのスペースがかなり確保できて、これはこれで使い勝手がよかったのですが。
また、用意された長テーブルはけっこう奥行きがありました。これだったら簡単なテストプレイもできたかもしれないなぁ、とあとから思いました。ただ、その分横幅が足りなく、隣のブースへの邪魔になるだろうし、難しいところです。
また横幅が短いということで、椅子4脚はさすがに無理があった。自分のブースはひとりだけということもあって、1脚は後ろに下げてしまいました。
もっとも椅子に座っての接客は説明がしづらく(テーブルが深くて話しづらいし、なによりお客様を見上げての応対は接客業としてはね)、結局最後まで立って行いました。
いずれにせよ、サイズなどはあらかじめ事務局に確認しておけば、よりよいカタチができたな、とは思いました。これは自分への反省点です。
今回の作品、内容には自分でいうのも恥ずかしいのですが面白さについてはけっこう自信はありました。ただ、大喜利系は(に限らずすべからくゲームは、でもありますが)実際にプレイしてみてもらって楽しさや遊びやすさを実感してもらうことが絶対に必要だな、と思いました。
百聞は一見にしかず。百見は一遊にしかず。
なのです。
ということで次回は試遊卓は絶対に準備しようと思いました。
<3>ブースの運営〜ソフト麺
PR用にチラシを作成したのですが、突貫工事気味であまりきちんとしたものはできませんでした。また、ゲーム購入者へのインフォメーション用と事前PR用は内容も替えるべきなのだと思います。次回はもう少し時間をかけて作ろうと思います。
サイズにしても今回は名刺代わりの封入用でもあったのではがきサイズで用意しましたが、情報量は少なくなってしまいました。事前PR用ならビジュアルで判りやすいサマリー的なモノのほうが絶対にいいですね。
といいつつも、当日は積極的に配布を行い、手に取ってもらえた(押付けたとも?)のはよかったですかね。それ相応の量(といっても80枚)を刷っていったのですが3時頃には残りわずかになっておりました。準備すべき枚数ももう少し考えたほうがいいだろうと思いました。
立ち寄っていただいた方々の様子をみると、ゲームのルールを知りたい人が多いようで、途中からマニュアルを張り出したところ、かなりの人がじっくり読んでおりました。やはりゲームに関する情報は多い程いいのだとあらためて感じました。特にブース上での情報提供は多すぎることはないのかもしれません。近所のブースではテーブルシート代わりに拡大印刷したマニュアルを敷いていてこれはいいアイデアだと思いました。ただA全版の出力ってけっこうお高いはずなんですよねぇ。
つり銭等は、過去の経験からかなり準備していており、非常にスムーズにいったと思います。
チョークバッグを財布代わりに使ったので身軽かつ確実だったのですが、まかり間違ってお客様が殺到するようなことになったら(というかそうなって欲しいのですが)、別の方法を考えないといけないなとは思っています。手提げ金庫を使っているブースをみると使い勝手はよさそうだったので、それもひとつの手かなぁ。
(本当は昔の車掌さんが使っていた大型のガマグチ、あるいは小型のダレスバッグがいいんですけれどね。いや実際かなり時間をかけて探したんですが見つからなかったんですよ。これは販売云々とは別に鞄道楽として欲しい)
<4>輸送運搬の問題
今回の持ち込み数は40セットでした。小箱だし持ち運びも楽勝だろうと高をくくっていたのですがあにはからんや荷造り的に超ギリギリ。大型のトランクで運んだのですが、パツンパツンでこれが限界でした。次回、頒布個数も増えれば、別の運搬方法、例えばダンボールとキャスターになるかなぁ。
あと、行きと帰りで総運搬量があまり変化ないのはどうだろう。つまり売れていった分、なんか買ってたってことなんですけれどね。いや、その点に関しては、“一片の悔いなし!”だ。
<5>反省しつつ改善すべきPR
事前のPRはやはり絶対に重要だと思いました。どのタイミングでどのように開示していくか、と同時にに裏方作業との兼ね合いで、あまり効果的にPRできなかったのですが、これは失敗でした。
とにかく情報の出し惜しみはしない。確定情報はどんどんリリースしていくこと。その上で、いかに魅力的な内容かをわかりやすく伝える努力を怠らないこと。
作品に自信があるなら遠慮することはないんだなぁ、と思いました。
<6>どうしようもない課題
とにかく、ブースの切り盛りで精一杯でした。9時に会場に到着して設営が終わったのが開場10分前。お世話になったサークルさんたちへの挨拶に行っている余裕などこれっぽっちもありませんでした。
また開場してからも、いっぱいいっぱい。昼頃に友人たちが手伝いに来てくれたおかげで、用足しなど席をはずすことができ助かったのですが、協力を前提に出店する他力本願はあまり好きではないので、自分ひとりでもまわせる方法論を考えないといけないだろうと思っています。特に次回は試遊卓もあるし考えないといけないですね。
でも本当のところ一番きつかったのは、他のブースを見てまわったり試遊したりできなかったことです。いちゲームファンとしては、そりゃいろんなゲームを見たいし遊びたいし、デザイナーさんたちの話を聞いてみたいわけですよ。
というわけで友人に「これとこれを買ってきて!プリーズ!」ということになったわけですが、戻ってきて「遊んでみたけど面白かったよ」と感想を聞くと、「悔しーっ!」とどうしてもなってしまうわけですよ。
こればかりはどうしようもないことなんでしょうけれどね。
<7>まとめ?
冒頭の繰り返しになりますが、ブース出店はすごく楽しい。やめられないですよ、これは。
今回は大喜利系パーティゲームだったけど、次回作はまた違うテイストになる予定です。
常に面白いゲームを提供していく意気込みでやっていきますのでよろしくお願いいたします。固定客ができるくらいにまでいけるとといいなぁ。つか、なりますとも(キリッ)。
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