【今回は見送ったアイデア】
実はもうひとつ、手番ごとに山札からドローするメカニクスを持ったトリテというのもやってみたかったのでした。
素案で考えていた『中の人カード』とあわせて『着ぐるみカード』を使用するというメカニクスを実現するためには複数枚数のカードを同時に出す場合がある。ということは時々に手札の枚数は一定ではなくなり、枚数をラウンド単位で揃えるには、山札からドローするのが順当だろう、というわけです。
最終的にできたゲームをみれば判るとおり、このアイデアは煩雑になると判断しやめてしまったのですが、色を混ぜ合わせるというユニークなテーマのトリテ「PALA」では、複数のカードを使用し、山札からドローするというメカニクスを導入し、テーマと相まって見事に成立させているようです(ようです。というのはまだプレイしていないからです。買いそびれてるんですよね、PALA)。
こうして考えるとトリックテイクというジャンルは、かつてのトリックを如何に獲得するか、という狭義の定義から離れ、カードを獲得分配するメカニクスの一手段としてまで削ぎ落とされ、メカニクスの応用において多種多様な広がりを持つゲーム群になってきている。これからもさまざまなアイデアが生まれてくるだろうジャンルなのだ、と思う次第です。
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