2012年のゲームの遊びおさめに行ってきました。年末はもともと予定されていた仕事にあわせて突発的な仕事も入ってしまい、遊ぶのは2か月弱ぶり。ボドゲ切れしまくっておりましたよ。
「秦」
クニチー先生の新作。なにこれ、フツーに面白いんですけれど。タイルを配置して陣地をつくるというシンプルなルール。なのに他プレイヤーの陣地を奪う事ができるということで、如何に守るのかということを考えなければならず、しかしそうするとその分陣地の拡大が遅くなる。なんとも判りやすいジレンマ。
ラスト数手がアツいっす!
いくつものメカニクスをヘンに押し込めた最近のゲームよりは、こういうシンプルなゲームのほうが個人的には好きです(ま、もちろん、モノによりますけれど)。
コマのできも雰囲気があってイカシてるし、欲しくなっちゃったなぁ。
「DTC」
クニチー先生がんばってます。ようするにブラフなんですが。全プレイヤーが脱落抜けなく最後まで遊べるのがいいです。正しくは、ひとりがミスったら1ラウンド終了で、はい次行ってみよー、という遊び方なんですが、それはカードによるプレイなので、それができるだけの枚数でコンポーネントが組める、ということでもあるのかな。
これも気軽に誰にでもお薦めできるシンプルな良ゲームですね。
あと、ダイスではなくカードってことで、コンパクトで持ち運びしやすいってのが、実はなにげに重要なメリットですね。
「ギンコポリス」
まちづくり系ゲームという今年のトレンドゲームのひとつ。といっていいのかな。
ドミニオン的カードコントロールやドラフトといった最近のメカニクスを詰め込んだ一見重ゲーなのですが(そして実際重ゲーですが)、思ったよりもすべきことはシンプル。
なるほどね、と思ったのは、タイルを置くことでそのタイルから導き出される特殊効果カードが追加されていくというメカニクスですかね。
タイル配置も横拡張と高層拡張ではシステムとしての効果が異なる点など、すごくよく考えられています。
初期手札の特殊効果ががタイル拡張に特化していたので、そっち方向にあわせてゲームを進めた結果、1位とれました。嬉しや。
しかしタイル配置ゲームにはハズレがないなぁ。
「ティータイム」
これまたタイルゲームなのかな。正方形カードというべきか。
BGGでみて気になっていたゲームでした。アリスに登場するキャラクターのカードをとりあうわけですが、集めた枚数が少ないと得点が低くむしろ持っていないほうが高得点になり、ゆえに表と裏で相殺されてしまう仕組みがとても重要になってくる、という。
これまたシンプルなのに悩ましいジレンマがあります。終盤、カードをどう獲るのか、相手にどう獲らせるのか、いったところが若干作業的になるのですが、それを見越しての中盤の獲り合いということでもあるので、そのヘンが戦略的でもあるかな。
10分かからずできる軽くて悩ましいゲームでした。
個人的にはもう少し厚めのタイルのほうがいいんじゃないかなぁと思いましたが、ヘンにかさんでしまうから、カードのほうがやっぱりいいのかなぁ。
「ダンジョンファイター」
今年のバカゲーのひとつ。はじめてプレイしたのですが、まあ盛り上がりますね。そしてバカっぽいくせに、すげー無理ゲー(笑)。絶対勝てねー(泣)。ま、あえて困難なルートを選びまくった結果でもあるのですが。
たぶん、だけど、これはテーブルマットを敷いたダイスが止まりやすいプレイ環境を前提にしているゲームなんじゃないかなぁ。
「Imperialism」
特殊効果を覚えきれずにもやっとした展開になってしまいましたが、なるほどゲームで表現したいことは判りました。個人的には特殊効果満載ゲームはあまり好みではないのでそう感じるのかもしれませんが。
あと、角丸にしたかったんだなぁ、という思いはとても伝わってきました。
「インディゴ」
クニチー先生3たび。実ははじめて遊びました。協力的要素が必要で、かおかつどう出し抜くかみたいないやらしさがあって面白いですね。単純にルートを引いていくという行為自体も楽しい。
3人プレイで結果全員同点だったのですが、つまり非常にゲームバランスがいいってことですよね。一手の指し違いで誰かが抜きんでたわけですから。
タイル配置ゲームは本当にはずれがないなぁ。
「アフリカーナ」
コンポーネントをパッとみた限りでは「これ、ヴァルドラ?」みたいな印象ですが、実際にはチケットトゥライドに近いプレイ感。つまり典型的なピックアンドデリバリーでした。そして思っている以上にサクサク進む(全員、意識して早打ちしていたせいもあったのですが)。
自分はガイドカードのマイナス点にビビって手に入れるのが遅くなってしまったのですが、それだと手の進みが遅くなって全然ダメでした。損して得取れを地で行くゲームだな、これ。
そんな失敗もあり、あと集中の糸が切れはじめていていろいろとミスもしたりして、結果的に1位とダブルスコアをつけて最下位となってしまいました。
小気味よく締まったシステムと軽快なプレイ速度という、いかにもシャハトっぽい、いいゲームでした。
「ワンナイト人狼」
3人でどうなるか、ということで1プレイ。人狼っぽさはあるけれど、さすがに3人だと、怪盗があまりにもキーパーソンとしての要素が強すぎるかなぁ、という印象。でもさっくり遊んで、もう1回、というゲームだからそれでいいのだと思いました。
人狼初心者向きという見かたが多いこれですが、こと3人プレイの場合、逆に初心者にはなにがなんだかわからないうちに終わってしまう気がします。てことで、5〜6人がベスト人数ですかねぇ。
自分としてはヘンにガチになるレジスタンスよりはこっちのほうが好きかな。
「ラブレター」
ラストゲームはこれ。AEG版にて。さっくり楽しむのに本当にいいですね。
ということで、2012年ゲームを中心に遊びまくりました。これにて今年は終了。楽しい一日を過ごさせていただき、プレイメイトの皆様に感謝。
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