今回の勝負! スタートプレイヤーは自分です。

今、シャッフルし、お互いに配った状態です。上段が自分、あなたは下段のカードを受け取りました。ほぼ五分五分ですか?
自分は悩ましげなカード、白3をリードカードにしてみましょう。
さて、あなたはどうプロットしますか? 自分のプロットはこの項の最後に公開しますので、そこで勝負です!
今回はコンポーネントを中心に自分語りしてみたいと思います。
今回は春に間に合わせると腹をくくったのが割とギリギリのタイミングでした。というよりも手作りβ版でいくつもりだったのですが、思いのほか作業がはかどったし、そのモチベーションである印刷会社様が行うキャンペーンに合わせて頑張ったために「間に合っちゃったよ」という感じです。
ちなみにそんなに頑張ったのは制作費をざっくり計算したところ「頒布価格を千円以内にできるのではないか」と気づき、これを目指したためです。この目標は無事に達成できたのですが、上述のとおりキャンペーンを駆使した(という程でもないか)せいで、仮に再版しようとしたなら、同じ価格はムリです、多分。
カードまわりについては、アートワーク面については前回で書いたとおりなのですが、制作側(?)でのお話をいくつか。
印刷会社を、今回はP社様にしました。はじめての利用だったのですが、思った以上にスムーズに進みとても助かりました。仕上がりがビビッドな印刷でテカり感があります。前回お願いしたM社様は比較的マットな感じなので、それぞれの特性って違うなぁ、と思いました。
箱は、白無地箱をM社様にお願いしました。実のところ本当は普通の貼り箱型にしたかったのですが、キャンペーンに間に合わせるだけの時間的余裕がなかったため(そもそもアートワーク作業は2月下旬からの作業だったのです)、ジップロックとか別の手段でのパッケージングを考えていたのです。それでも、とりあえず今後別のゲームを作るときとかに流用してもいいし、とりあえず先行投資しちゃえ、と白無地箱を注文てしたのでした。
その後、何人かの方々からアドバイスやアイデアをいただき(お名前を出してよいか聞いていないので伏せますが、とても感謝しています)、箱に巻く方向にし、さらにマッチボックスのように差込み型にすることにしました。巻紙自体は某大手通販印刷社様にお願いしました。ここでも単価を下げるために出来るだけ仕上がり期間を長めにとる作戦にしたのですが、それでもデータ納期が4月初旬でオッケーだったのは非常に助かりました。
もっとも巻紙のサイズ合わせにはちょっと失敗して若干緩めになってしまったのは失敗でしたね。机上の他、実寸テストもしたのですが。難しいもんです。あと、断裁も自分でやるわけですが、その位置合わせの印の付けかたをちょっとミスってしまいました。折りシロの印を切り落としてしまうところにつけていたのです。なので、切って折るのに苦労してしまいました。
チップは今回一番悔しかった点です。今回はテーマがメカもの(笑)ということもあり、チップに六角ナットを使いたかったのです。ですが、六角ナットをはじめとする工業製品って意外と単価が高いんですよね。そしてそれ以上に問題だったのが、錆び止め等の塗装やメッキに使用している原材料(でいいのかな)が人体に悪影響があるかもしれないものがあるということ。特にクロム系ですね。自分は工業系がまったく知識がないためなにが安全で何が危険なのかも判りません。外科手術等に使用するモノは多分安全なのでしょうけれど、これは単価がべらぼうに高い(チップひとつに数百円ってあり得ないでしょ?)。というわけで今回はやむなく前作でも使用した花はじきを使用することにしました。見ようによっては歯車っぽいし、これはこれでよかったのですが、しかしやはり六角ナットは使いたかったなぁ。
マーカー用のダイスはキューブはハンズで、シールは100均で買ってきて、一枚一枚貼りました。サイズがぴったりだったというか、もう少しシール部分が小さいほうがよかったのですが、上手くいかないもんですね。あと、キューブの素材ですが同じものが必要数、店舗になくて聞いてもいつ入荷か判らないという状況にもちょっと焦りました。結果としては、同サイズですが素材が異なるものがあったので、合わせて使うことにしたのです。ですから、キューブはひとつは杉材、もうひとつは檜材です。持ってみると重さも色合いも違うことに気づくのではないでしょうか。
最後に、ルールです。自分はルールの印刷はセルフプリントサービスで行っています。ギリギリまで修正をかけるため、印刷依頼する時間がないのがその理由ですが、もうひとつの理由は通販印刷だと、自分のワープロソフト(Pagesを使っています)では対応していないためそもそも依頼できないというお話です。いっそのことインデザとか導入してもいいんですが。どうしましょう。
まあ、実際の製作に入る前は、どのような部材でどのように作ろうかと考えるのですが、ネットで情報を集めたり、ユザワヤやハンズ、100均をめぐったりと、これがけっこう楽しいもんです。今回使用しなかった素材も次になんらかの機会で使うこともあるでしょうし、逆に素材からゲームを考えることもできるでしょうし。実際、今回使用しなかったですがユザワヤでみつけた木製ビーズはけっこう良さそうです。あと試しに3セット程ネットで購入しているタイルも近々使用の予定です。ここらへんの感覚はゲームづくりというよりはモノづくりに近いのかもしれませんね。

あなたは、私が1枚目白4を順当に置いてくるという読みを逆手にとって白1を反重力とセットで使い、その勢いで2枚目も白4を置き、3枚目に青でモデルチェンジを仕掛けてくるのではないですか? というわけで、1枚目は相殺手、2枚目にモデルチェンジで、3枚目もゲット。という戦法です。
さて、あなたは何勝しましたか?
もう少し、デザイナーズノートは続きます。
(続く)
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